2016年1月のことになります。
飛行機の距離にある実家での里帰り出産でした。
出産2日前
健診日。先生の見立てでは、「子宮口もやわらかくなって、赤ちゃんの頭も下がってきているので、予定日を大きく過ぎることはないと思います」とのこと。予定日13日前でした。
出産当日~おしるし
深夜2時。トイレに起きると恥骨の痛みと生理痛のような鈍痛を感じるように。痛みを感じながらも細切れに眠り、朝6時半ころに茶色のおりもののようなものが。痛みも続いていたため、いよいよか?とお風呂に入っておくことにしました。
破水
8時半過ぎ、ドライヤーで髪を乾かしている時に破水しました。この時自宅にひとり。「落ち着こう、落ち着こう」と思いながら、まずは病院へ連絡しました。その後、タクシーを呼び(事前に陣痛タクシーに登録していました)、母と夫にも連絡を入れました。
9時半頃、病院で診察を受けると、子宮口3㎝開大で入院となりました。
入院~個室待機
ここから個室で待機となるのですが、この時間帯、辛かった…
何回もトイレに行きたくなるのですが、定期的に痛みの波に襲われるのでトイレ行くまでもうずくまり、トイレでもうずくまり、ベッドに戻るのもうずくまり…途中昼食が運ばれてきたのですがもちろん食べられず。
13時頃様子見に来ますね~(看護師さん)とのことでしたが、12時半頃痛みに耐えきれずナースコール。
LDR室へ移動
看護師さんの予想よりだいぶ早く陣痛が進んでいたようでLDR室へは車いす移動でした。もう、痛みの波がすごくて。冷や汗と震えが…今思えば、ここまで我慢しなくてもよかったのかなと思います。でも初めてなので、わからないんですよね。
LDR室へ移動した時点で子宮口は7㎝開大。10㎝になるまではいきみ逃しをしなければならないのですが、1~2分間隔で襲ってくる痛みを我慢すると下半身がガクガク震えて、呼吸も乱れて。赤ちゃんの「もう出たいよ出たいよ!」のパワーのすごさをびしびし感じました。
誕生
子宮口が10㎝になってからはいよいよいきみ始めます。
最初は横向きのまま。次に上向きに体制を変え、最後に足を開いての最終段階に。陣痛の波に合わせて、何度も力を入れます。
LDR室に入ってから1時間と少し。
ついに娘との初対面!紫色で(へその緒まきついてたらしく、苦しかったんだね)くしゃっとした泣き顔の娘を胸にだっこ。印象は、「夫にそっくり!」でした。
まとめ
母子手帳にある分娩時間は5時間。38週3日での出産となりました。
できれば立会い出産をと思っていましたが、飛行機移動なこともあり、結局間に合いませんでした。経験してみて思ったことは、立会いより、個室待機の時間帯は一緒に居て欲しかったかなと。出産時はまわりにプロが居て、的確に指示をくれます。ただあのひたすら痛みと戦う時間を一人で過ごすのは心細かったですね。
陣痛から始まるのか、破水から始まるのか、陣痛の長さ、出産方法など、誰一人として同じ出産は無いと思いますが、私自身出産前には多くの方の体験記を読ませていただきました。そしてイメージしたり、心構えをしたり、出産に向けて気持ちを作ることができました。私の体験も、どなたかのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。